コラム

2013-05-28

早い段階から夫婦で子どもの教育方針を考えましょう

先日「住宅計画セミナー」でコラボをした大田麻美さんは、住宅計画の専門家ですが、講演の中で子どもの教育問題を熱く語っています。

「そこは私の専門ですが・・・」と思いつつも共感できるところが多くありました。

今日はお金の問題に大きく直結する「子どもの教育方針」について。

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このコラムを読んでいただいたみなさん。
よかったと思ったらぜひあなたの周りにいる子育て中の方にご紹介ください。
子育てをする全ての人に考えて欲しいと思っています。

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相談者とともにライフプラン(人生設計)の作成をする時必ずお子さんの教育方針を伺います。
※ライフプラン(人生設計)についてはこちらのコラムをご覧ください
マイホームが欲しいと思ったらまず最初にすること

ライフプランは未来の家計簿ですから、“どうしたい”“どうなりたい”が明確になっていないと設計することができないのです。

そこで問題になるのは、子どもの教育方針です。

長野という土地柄よくあるのが
「幼稚園は私立で、小学校と中学は公立にしておきます。高校はひょっとすると私立になるかもしれないから私立で考えておいてください。今の時代大学くらいは出ておかないといけないから、国公立がいいけれど、私立の可能性が高いから私立にしておいてください。」
という考え方です。

都会と違って小学校から私立を考えている人はあまりいませんが、高校くらいになると“公立に行けないかも”あるいは“私立の方が勉強がきちんとできるかも”と思うのかもしれません。

大学にいたってはほとんどの方が、教育方針と言うよりも“国公立に行くのは難しいだろうから”と言うことで私立を選びます。


※近年長野にも私立の小学校ができています。
私立の小学校は幼稚園と同程度の学費ですから大丈夫だと入学を決めると将来が大変です。
子どもが小中学校の間は、教育資金を貯める最後のチャンスです。
この時期に私立小学校に入学させても、きちんと将来の教育資金が貯められれば全く問題はありません。
目先のことではなく、将来を考えることが大切です。


長野の場合、大学は国公立でも私立でも自宅外通学になる可能性が高いですよね。

そうすると、学費の他に仕送りが必要になります。

ライフプランではそういったもろもろの費用を全て計算し、将来の家計簿がどうなるのかグラフで示されるのでとてもわかりやすくなっています。

上記のような教育方針(と言えるかどうか・・・)の場合、多くの家計で高校くらいから徐々に赤字になり、大学にいたっては“どうするの?”と言うくらい赤字幅が広がってしまいます。

お子さん一人ならまだ持ち堪えることができるかもしれませんが、2人、3人となると大変です。

ライフプランを作成すると、教育方針の違いが将来必要となるお金に大きくかかわってくることが目に見えてわかります。

ですから、早い段階から子どもに対する教育方針をきちんと定め、そのために必要な資金を計画的に貯めていくことはとても大切です。

そのときに大切なのは“大学くらいは行っておかないと・・・”と言う理由で大学の道を選ばないことです。

今の世の中は大学に行ったから就職に有利だとか、いい企業に入社できるとかそんな時代ではなくなってしまいました。

ですから、子どもが望むのなら大学に行かせてあげたい。
でも、我が家の家計から出せるのはいくらである。
あとの手段は何があるのかということを前もって知っておく必要があります。

大学に行くことは人生において大切な経験になると思います。ですが、その経験のための出費にしては大学の学費は大きいですよね。

ですから、私たち親の役目は教育方針を決めると同時に、子どもに自分で考える力をもてるよう育てることにあると感じています。

ライフプランを作成し、家計の改善をしたとしても自宅外で私立大学に行くことのできる資金を貯めることはとても難しいことです。

将来子どもがどんな選択をしても大丈夫だという経済力がある家庭は別ですが・・・

自分の家計としっかり向き合い、子どものためにこれだけは用意ができるという金額を知ることはとても大切です。
そして、それ以上に関しては子ども自身が何とかするように小さいうちから伝えておくこともとても大切だと思います。

そういう点では、あまり多くのお金をかけることができない兄弟の多い家庭で育つ子どもは、自然に生きる力が身につくのではないでしょうか。

日本人は他人にはもちろんですが、家族にさえお金の話をきちんとしません。

ですが、せめて中学くらいになったら我が家の状況をきちんと話して、これからどんな道を選ぶのか子ども自身にしっかり考えさせることは必要だと思います。

大学進学を決めたのはいいけれど、資金が足りないからと奨学金を借り、卒業後に返済が大変で滞納していると言う事実が現代ではかなり多くなっているようです。

若者つぶす奨学金毎日新聞 2013年04月19日 東京夕刊

この記事にあるのはかなり極端な例だと思いますが、奨学金の支払いが社会人人ったとき大きな負担になることは事実です。

奨学金も借金です。

子ども自身もそのことを自覚し、
なぜ大学に行くのか?
何を学びたいのか?
をきちんと考える必要があると思います。

たとえ、将来何になりたいのかわからなくても、大学で何を学びたいのか目的意識を持っていることも大切ですよね。

私の娘で言えば、幼稚園の頃からずーっと“絵本作家”が将来の夢です。
やりたいことがあることはとてもいいことなので、私は否定しませんし、応援しています。

でも、絵本作家になれなかった時に“私のしたかったことじゃない”と働くことを放棄売るようなことがないように、今から色々な選択種を伝えていくことも私の役目だと思っています。

今の時代、子どもにはどんな状況であっても生きていける力をつけておかなければ・・・
というのが私に与えられた役目だと感じています。


とわかったように書いていますが、
私自身は数十年前、家計のことなど一切考えず、
単に“東京で暮らして見たい”と言う気持ちで短大を決めてしまいました。

幸い、私が短大を出た時はバブルのころでしたから、就職先には困りませんでした。
しかし、今はそんなわけにはいきません。
こんな軽い気持ちで大学を選んでいたら、就職先に困っていたことでしょう。

それに、この仕事についてから感じたことは親への感謝です。
進路相談で突然降って沸いたように言い出した私の進路希望に対し、反対もせず資金を用意してくれた親には感謝してもしきれません。
お金のことがわかってつくづくそのことの大変さを感じました。

セミナーで大田さんがギャグのように言っていました。
「生まれた赤ちゃんに耳元で“国公立国公立”とつぶやいてください。高校に行ったら“大学は自分のお金で行きなさいと伝えてください。3年間あればどうすればいいか考える時間があるでしょう。」

でも、これって必要なことですよね。

我が家は子どもが幼稚園のころから、高専の前を通ると“この高校に行くんだよ”と伝えています。
歩いて5分で行けますから・・・(^^ゞ

小学生の子どもは意外にもその気になっています。

まぁ、かなりレベルが高いですから高専に行く事は無理だとしても、今の段階でそのつもりになって勉強を一生懸命する癖がついていれば、それだけでも価値はあったのではないかと思います。

子供が中学になったとき、なぜ高専なのか、高専とはどんな高校なのか、それ以外の選択種はどんな道があるのか、きちんと説明し子どもに考える時間を与えたいと思っています。


何回かコラムで書いた住宅資金もそうですが、教育資金もライフプランをしっかり考えて早い段階から計画を立てることが大切です。

今何とかなっているから大丈夫ではなく、長い人生全体で考えましょう。


ライフプラン作成のお手伝いをしています。
将来のために今できることを一緒に考えませんか。
お気軽にご相談ください。

今回も私のコラムにお付き合いいただきありがとうございます。

この記事を書いたプロ

合同会社エベッサコンサルティング

ファイナンシャルプランナー 北村きよみ

長野県長野市南石堂町1323-9 エベッサビル3F [地図]
TEL:080-2061-9009

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